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西宮でひとりごと ー歴史に名をのこす時計ー2020.03.07 オンタイム 西宮ロフト店
こんにちは!
西宮店のさぎヰけです( ,,´- θ -)ノ
勝手知ったる西宮店で、のんびり時計をご紹介させていただきます。
それでは今日も今日とて 西宮より、マイペースでお送りします。
知り合いに、
『死ぬまでに自分の博物館を建てたい、歴史に名をのこしたい』
と言っている女性がいます。
彼女曰く、
『人間は二度死ぬそうです。一度目は命が尽きたとき。二度目は人に忘れられた時。
一度目の死は回避出来ないなら、黙って二度目の死を迎えたくないなぁ…と思いまして』
とのこと。
考えたことも無かったです。
そのために、偉業を達成して歴史に名をのこしたいそうです。
なにか”初”を達成すると偉業として、記憶にも記録にも残ることが多いですね。
今回は時計史の歴史の1ページに名を残す、
有名なあの時計をひとりごと。
その時計の名は”ハミルトン ベンチュラ”
HAMILTON VENTURA (ハミルトン ベンチュラ) H24411732 91,000円+税
他人に時計を褒められる時、
「かっこいいG-SHOCKだね!」 や 「そのSEIKO可愛いね♪」 など
”ブランド名 シリーズ名”で呼ばれる事が多くないですか?
恐らくこちらのモデルは、「ベンチュラ」と名前で呼ばれる事でしょう。
それ程までに浸透した名モデルです。
そんなベンチュラも とある”世界初”の記録をもっております。
それは世界で初めての電池式腕時計であるということです。
現在、ソーラーウォッチや電波時計、果てはGPSウォッチなるものまで発売されておりますが、
1950年代、腕時計はゼンマイで稼働する機械式時計が主流でした。
現在世界的に主流である電池式モデル、(いわゆるクォーツ時計)とは仕様が異なりますが、
このハミルトンが世界に放ったベンチュラが登場するまでは、
電池で稼働する時計というものは存在しなかったのです。
13世紀後半に設置式の据え置き型機械式時計が発明され、
15世紀後半にはついに携帯できるサイズにまで進化。
17世紀に入り懐中時計が発明され、
19世紀初頭、ついに腕に装着が可能なサイズである”腕時計”が発明されました。
5世紀以上もの間、ゼンマイで稼働していた”時計”は
ついにこのベンチュラによって新たな動力を手に入れたのです。
我々の身近にある、電池で動く腕時計は 時計の歴史の中で見れば
ほんのつい最近の出来事です。
そんなセンセーショナルな性能と、独創的なフォルムによって
ベンチュラはハミルトンの中でも最もアイコニックなコレクションの一つとなりました。
ハミルトンのホームページでも
「まさにハミルトンそのものと言える」
と、紹介されています。
間違いなく歴史に名を残すモデルです。
その独創的なデザインは当時からメディアでも数多く取り上げられ、
有名映画などでも使用されています。
1960年代のミュージカルコメディー、「ブルーハワイ」では
エルヴィス・プレスリーの腕元を飾ったのがこの”ベンチュラ”でした。
キングオブロックンロール、エルヴィス・プレスリーはこの時”ベンチュラ”を大変気に入り、
プライベートで購入して愛用していたというのは有名なエピソード。
ヴィンテージのスタイルと魅力は数多くの著名人の心を掴んで放しませんでした。
近年の映画では「メン・イン・ブラック」のエージェントが着用しています。
黒いスーツ、サングラス、そしてハミルトン、”ベンチュラ”。
これが彼らエージェントのユニフォーム。
エイリアンを相手に繰り広げられる壮大な物語、
そんな世界観にマッチする オリジナリティあふれる時計は
この”ベンチュラ”以外にあり得なかった事でしょう。
劇中で登場人物たちの腕元を飾る、特徴的なフォルムは
一目見ただけでも人々の記憶に焼き付く、ある種 特殊な存在感を醸し出しています。
ハミルトンのアイコニックモデル、”ベンチュラ”。
間違いなく歴史にその名を刻む
「記録にも記憶にも残る時計」なのです。
如何でしたでしょうか?
今回のひとり言はこれぐらいで。
おやかましゅうございました。