ニュース
TISSOT BALLADEのコストパフォーマンスが高い理由2020.03.01 オンタイム ロフト名古屋店
こんにちは、オンタイムロフト名古屋店のOです。
今回私Oの初投稿ですが、今後紹介する形式としてシーズンや流行に関係なく、個人的にオススメなモデルを深掘りしながらご紹介させて頂ければと思います。
1投稿目ということで、1853年創業のウォッチメゾンブランドTISSOTについて深掘りしていきます。
160年もの歴史を誇るTISSOTは、日本ではあまり聞きなじみがないかもしれませんが・・・全世界的には物凄く認知度が高く、世界最大レベルでお手に取られている時計ブランドです。
伝統的な意匠を大切にしながら常にイノベーションを起こし続けているメーカー。
TISSOTはスウォッチグループに属しており、グループ内の有名ブランドとしてブレゲ・オメガ・ハミルトン・スウォッチなど名高いブランドが傘下に入ってます。
今回ご紹介するクラシックコレクション“BALLADE(バラード)”はまさに伝統的な意匠とイノベーションが融合された存在。
発売されてからは既に3年ほど経過しておりますが、人気の高いモデル。
クラシックでシンプルな文字盤にも見えますが、文字盤内とベゼルにはクル・ド・パリ=パリの爪(clou de paris)というピラミッド型のギザギザ模様により装飾がされています。
左:T108.408.11.057.00 101,000円(+税)
右:T108.408.16.057.00 95,000円(+税)
この塩顔フェイスとは裏腹に、アンダー10万円(レザーモデルのみ)の時計としてはトンデモスペックなところが人気な理由の1つです。
なぜ人気なのか。モデル単体を見るだけではわからない秘密が大きく分けて3つあります。
①優れた耐磁性能の秘訣:シリコンひげゼンマイ
②圧倒的なパワーリザーブ:パワーマティック80
➂高精度の証:クロノメーター認定
1つずつその秘密を紐解いていきます。
①優れた耐磁性能の秘訣:シリコンひげゼンマイ
まずシリコンひげゼンマイをご説明するにあたり、”磁気”というものの説明を少しだけ。
磁気は腕時計のような精密機器にとって大敵であると言われています。
磁気の影響にさらされやすいのは調速機構です。
なかでもヒゲゼンマイは磁気に対して非常に敏感な時計の核であり、その多くは金属部品で作られている為、日常生活で使用する電気製品の磁場の影響を受けやすいのです。
そんな磁気に対して、各メーカーは力を入れ、耐磁機能として磁気からヒゲゼンマイを守る機能を付けるなど工夫をしましたが、BALLADEは各メーカーとは違うアプローチをとり、素材そのものを金属ではないものにしてしまおうという抜本的な解決方法を見つけました。
②圧倒的なパワーリザーブ:パワーマティック80
今まで機械式時計のパワーリザーブ(=持続時間)は40時間前後が多かったんです。
TISSOTの開発したパワーマティック80は、約80時間のロングパワーリザーブを実現しています。
月曜日から金曜日の夜まで腕時計を身に着ける事を想定しますと、40時間のパワーリザーブの時計であれば月曜日の朝には止まってしまいますが、パワーマティック80なら月曜日の朝にはまだ動いている計算になります。
そのまま手に取り、腕に身に着けてしまえば自動巻きのローターによって巻き上げを手伝ってくれるので、ストレスフリーで使うことができますね。
➂高精度の証:クロノメーター認定
BALLADEは実は上記の①耐磁性、②パワーリザーブに加えて高い精度を誇ります。
そこにはしっかりとした検定機関による裏付けがあるんです。
スイスクロノメーター検定協会:C.O.S.C.(Contrôle Officiel Suisse desChronomètres)
検定機関による厳格な検査「クロノメーター検定」の称号を取得できるのはスイス製の時計のみ与えられます。
5つの姿勢での検査が行われ、23℃に保たれた空間に12時間留め置かれます。さらに15日間、中の機械であるムーブメントのパーツは毎日検査を受けることになります。
15日間を過ぎると、検査を受けた腕時計は7つの基準によって判断されます。
平均日差、平均日較差、最大日較差、垂直方向と水平方向の姿勢差、最大姿勢偏差、温度変化に伴う値の変化。
平均日差においては-4秒~+6秒という基準に達する必要があります。
◇まとめ
上記長々とご紹介させて頂きましたが、現代人の日常生活に寄り添って使っていただけるような設計がされているハイコストパフォーマンスが体感できる時計なんです。
「本格派時計を探しているけど、どんなものがいいか分からない。」そんな方にオススメしたい1本となっております。
後々響いてくるこの機能性、ぜひお気軽に店頭にてお試しくださいませ。