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革のダイヤモンド「コードバン」 オンタイム岐阜ロフト店2021.07.10 オンタイム 岐阜ロフト店
皆様こんにちは。
オンタイム岐阜ロフト店です。
今回は新商品ではなく、私個人的にイチオシの革ベルトをご紹介します。
「コードバン」
様々な革製品がある中で最高級と名高いコードバン。
色気のある光沢感は唯一無二。
通常時計ベルトで広く使用されるカーフレザーではコードバンのようなツヤは出ないでしょう。
「コードバン」の希少性
コードバンとは、ざっくり申し上げると馬の臀部(お尻)の革です。
一般的に仕上げられた革と違い、皮の中にある厚さ2mm程度のコードバン層と呼ばれる硬い部分だけを削り出したものがコードバンの革となります。
このコードバン層が採取できるのは一頭の馬からごくわずか。
ヨーロッパ地方で食肉用としてごくわずかな農耕馬からのみ、副産物として採取され、削り出し作業は熟練した職人さんでないとできません。
削り過ぎてコードバンに傷をつけてしまうとそれだけで、売り物にはならない・・・加工難易度と希少性が高い革なのです。
デリケートだけど堅牢
コードバンは引張強度や押し込む力に対応する堅牢性に優れており、その強度は牛革の3倍とも言われます。
その別でキメが細かい表面は傷に弱く、わずかな傷でも目立ちやすいです。
水分にもデリケートで、汗や雨には注意をした方が良いでしょう。
ピカイチのエイジング
新品のコードバンでも最初は光っていないものが多いです。
使っていくうちに中に含まれているオイルと手から伝わる油分により少しずつ変化し、艶やかな表情が醸し出されます。
レザーアイテム全般に言える事ですが、使用される方によって、少しずつ表情が変化していくのは面白いポイントです。
メンテナンス
通常のお手入れに関しては、使用後に柔らかいクロスで乾拭きをしてあげて下さい。
表面の埃や指紋をふき取る事でツヤが復活します。
1ヶ月に1回ほど、革小物メンテナンス専用のクリームを塗布してあげて下さい。
乾燥や油分抜けを防ぎ、長く愛用できます。
時計ベルトを交換する際、コードバンのベルトを検討してみてはいかがでしょうか?
ぜひ店頭にてご覧下さいませ。